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国家検定 機械保全技能検定

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取組み事例の紹介

北海道釧路工業高等学校

電子機械科の実習に電気系保全作業3級のリレーシーケンスの課題を導入

北海道釧路工業高等学校
電子機械科 教諭
佐々木 誠隼氏

●機械保全技能検定の利用実態(2021年度の受検人数):3級 電気系保全作業:9名

●その他の推奨資格:機械加工技能検定(普通旋盤作業)3級

本校は北海道釧路市に立地しており、昭和14年に北海道庁立釧路工業学校として開校した工業高校です。令和元年には創立80周年を迎え、電子機械科・工業化学科・土木科・電気科・建築科の5学科16クラス、約570名の生徒が在籍しています。

本校電子機械科では2年生の実習で、リレーシーケンスを取り入れています。この実習は、電気系保全作業3級の内容をベースにしており、最終的には機械保全技能検定の実技試験の課題を製作できるような内容にしています。
このように、実習内容に資格試験の課題を取り入れることで、理解力の向上と幅広い知識を身に付けることができると考えています。このことから、機械保全技能検定を受検することは生徒にとって大きなメリットだと考えて指導し、現在までに13名の合格者を輩出しています。

受検対策は、予想問題を中心に実技指導をしています。毎日、放課後の2時間程度を補習にあてており、指導は電子機械科の教員が行います。機材は、実習で使用しているものをそのまま使用することができ、テキストも特別に用意する必要がないことから、受検にあたっての準備のハードルが低いことも機械保全技能検定を受検することにした理由になっています。

現在、本校は、電子機械科3年生のみ2クラスですが、次年度には全学年・全学科が1クラスとなり、5学科15クラスとなります。このクラス数の減少により、今後、機械保全技能検定の受検者が減少することが予想されます。

本校では、機械保全技能検定の受検メリットを評価し、先に記載しました取り組みを行うことで、受検態勢・指導ができる環境を整えてきました。日本プラントメンテナンス協会には、今後も機械保全技能検定の受検を継続できるよう、受検ハードルの低減(学事行事による受検不可を回避するための複数試験日の設定や、少人数でも開催いただける釧路市内の試験会場設置)により、生徒の負担軽減をお願いします。
加えて、これから受検を検討している学校のために、指導者の負担軽減につながる情報発信をしていただけると、より受検者が多くなり、ひいては機械保全技能検定合格者のポテンシャル向上につながると思います。

リレーシーケンス実習の様子1
リレーシーケンス実習の様子1
リレーシーケンス実習の様子2
リレーシーケンス実習の様子2
リレーシーケンス実習の様子3
リレーシーケンス実習の様子3
実習で使用しているシーケンス制御盤
実習で使用しているシーケンス制御盤
※本記事は2021年10月掲載時の情報です。

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合格者の声

電子機械科の実習に電気系保全作業3級のリレーシーケンスの課題を導入

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電子機械科 教諭
佐々木 誠隼氏

●機械保全技能検定の利用実態(2021年度の受検人数):3級 電気系保全作業:9名

●その他の推奨資格:機械加工技能検定(普通旋盤作業)3級

本校は北海道釧路市に立地しており、昭和14年に北海道庁立釧路工業学校として開校した工業高校です。令和元年には創立80周年を迎え、電子機械科・工業化学科・土木科・電気科・建築科の5学科16クラス、約570名の生徒が在籍しています。

本校電子機械科では2年生の実習で、リレーシーケンスを取り入れています。この実習は、電気系保全作業3級の内容をベースにしており、最終的には機械保全技能検定の実技試験の課題を製作できるような内容にしています。
このように、実習内容に資格試験の課題を取り入れることで、理解力の向上と幅広い知識を身に付けることができると考えています。このことから、機械保全技能検定を受検することは生徒にとって大きなメリットだと考えて指導し、現在までに13名の合格者を輩出しています。

受検対策は、予想問題を中心に実技指導をしています。毎日、放課後の2時間程度を補習にあてており、指導は電子機械科の教員が行います。機材は、実習で使用しているものをそのまま使用することができ、テキストも特別に用意する必要がないことから、受検にあたっての準備のハードルが低いことも機械保全技能検定を受検することにした理由になっています。

現在、本校は、電子機械科3年生のみ2クラスですが、次年度には全学年・全学科が1クラスとなり、5学科15クラスとなります。このクラス数の減少により、今後、機械保全技能検定の受検者が減少することが予想されます。

本校では、機械保全技能検定の受検メリットを評価し、先に記載しました取り組みを行うことで、受検態勢・指導ができる環境を整えてきました。日本プラントメンテナンス協会には、今後も機械保全技能検定の受検を継続できるよう、受検ハードルの低減(学事行事による受検不可を回避するための複数試験日の設定や、少人数でも開催いただける釧路市内の試験会場設置)により、生徒の負担軽減をお願いします。
加えて、これから受検を検討している学校のために、指導者の負担軽減につながる情報発信をしていただけると、より受検者が多くなり、ひいては機械保全技能検定合格者のポテンシャル向上につながると思います。

リレーシーケンス実習の様子1
リレーシーケンス実習の様子1
リレーシーケンス実習の様子2
リレーシーケンス実習の様子2
リレーシーケンス実習の様子3
リレーシーケンス実習の様子3
実習で使用しているシーケンス制御盤
実習で使用しているシーケンス制御盤

※本記事は2021年10月掲載時の情報です。

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