公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会

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国家検定 機械保全技能検定

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取組み事例の紹介

岐阜県立岐阜工業高等学校

卒業後の活躍を目標に!~技能検定の活用~

岐阜県立岐阜工業高等学校
電子機械工学科 実習教論
内海 裕憲氏

●機械保全技能検定の利用実態(2021年度の受検人数):2級 電気系保全作業:8名、3級 電気系保全作業:8名

●その他の推奨資格:電気機器組立て(シーケンス制御作業)

本校が位置する東海地方は、自動車産業をはじめ製造業が盛んな地区です。卒業生の多くが製造現場で活躍しています。
入学時には学科群で募集し、2年生からはそれぞれ希望の専門性を深めるため、学科に分かれて学習をしています。
電子機械工学科では製造工場などで稼働している自動制御機器について、機械・電気、さらに情報分野について学びます。

1年生の工業基礎でリレーシーケンスの基礎を実習します。シーケンス制御の考え方の基礎を学ぶのはもちろんですが、配線の締結方法など配線を行う際のルールなどについても気を配れるように課題を設定しています。単に動作するだけを目指すのではなく、製品になった時を想像しより良いモノづくりをする資質を身につけられることを意識して指導するようにしています。

本校には学校設定科目である「メカトロ技術」があります。10名程度の少人数で開講される科目で、2年生、3年生と二年間継続して受講する内容です。
PLCを構成している素子の概要や制御の仕組みを学習し、その成果として、技能検定「機械保全(電気系保全作業)」と「電気機器組立て(シーケンス制御作業)」に取り組んでいます。3級を取得した後どちらかの職種の2級取得を目指します。

昨年度までシーケンス制御作業2級に取り組んでいましたが、新型コロナウイルスの影響で昨年度のシーケンス制御作業3級を受検できなかったため、今年度は電気系保全作業2級に挑戦することになりました。
数年ぶりの電気系保全作業2級への取り組みのため、企業での研修経験豊富な講師の先生に1日かけて電気系保全作業2級の実技試験(課題1)について講習をお願いしました。タイムチャートの読み取りかた、出題傾向から身に着けておくとよいプログラミング技術を教えていただきました。
これまでも電気系保全作業3級の合格率は高く、2級も全員合格を目指し取り組んでいるところです。

具体的な練習方法を紹介します。
電気系保全作業3級の実技試験(課題1)は、事前公開課題をもとに予想問題を作成し、効率の良い作業方法などを考えられるようにアドバイスをしていきます。工具の配置や配線する手順をある程度ルール化しておくと、迷いが少なく間違いのない作業ができると思います。
実技試験(課題2)では、生徒同士で故障を仕掛けあいトラブルシューティングを行います。故障の現象を予想しトラブルを仕掛けることは、早く故障個所を見つけることに大いに役立っていると思います。
授業時間だけでは十分な練習時間が取れないため、放課後に生徒同士で協力しながらシーケンス回路の作成方法や作業方法の工夫をアドバイスしながら課題をこなします。完成した課題は動作だけではなく端子の圧着位置や配線の状態も少し厳しく評価することで、より良いものになっていきます。
この授業を選択した生徒達が就職する際に保全職種を希望するようになり、実際に就職していくものも見られますので指導する側も単に合格することだけではなく、卒業後も就職先で通用するような作業ができるような指導を心掛けなくてはなりません。

また、各学科には学科に属する研究部があります。電子機械研究部では毎年夏に開催される「若年者ものづくり競技大会」に、メカトロニクス職種とロボットソフト組込み職種に取り組んでいます。
技能五輪全国大会の予選を兼ねるこの大会で、今年度は両職種とも上位入賞を果たし、共に予選を突破することができました。
メカトロニクス職種は生産ラインを保全するための訓練の一環として企業でも取り組まれており、電気系保全作業の内容に通じるものが多く含まれています。早く正確に仕様を満たす設備を立ち上げ、メンテナンスを行うこの競技には身につけなくてはならない技能が多く、日々の練習を粘り強く継続しなければなりません。
卒業生の中から企業のメカトロニクス職種の選手となり全国大会で活躍する選手やコーチなども輩出しています。

技能検定は、企業でも取り組まれており、様々な検定の中で生徒の技能レベルを計るのに分かりやすいものであると思います。また、受検者が増えると技能検定の認知度が上がり合格者のメリット向上につながります。ぜひ、日本プラントメンテナンス協会には高校生でも受検しやすく、合格者のメリットにつながる体制を実現していただきたいと思います。

保全講習会
保全講習会
保全作業風景
保全作業風景
保全作業風景
保全作業風景
メカトロニクス競技
メカトロニクス競技
※本記事は2022年1月掲載時の情報です。

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内海 裕憲氏

●機械保全技能検定の利用実態(2021年度の受検人数):2級 電気系保全作業:8名、3級 電気系保全作業:8名

●その他の推奨資格:電気機器組立て(シーケンス制御作業)

本校が位置する東海地方は、自動車産業をはじめ製造業が盛んな地区です。卒業生の多くが製造現場で活躍しています。
入学時には学科群で募集し、2年生からはそれぞれ希望の専門性を深めるため、学科に分かれて学習をしています。
電子機械工学科では製造工場などで稼働している自動制御機器について、機械・電気、さらに情報分野について学びます。

1年生の工業基礎でリレーシーケンスの基礎を実習します。シーケンス制御の考え方の基礎を学ぶのはもちろんですが、配線の締結方法など配線を行う際のルールなどについても気を配れるように課題を設定しています。単に動作するだけを目指すのではなく、製品になった時を想像しより良いモノづくりをする資質を身につけられることを意識して指導するようにしています。

本校には学校設定科目である「メカトロ技術」があります。10名程度の少人数で開講される科目で、2年生、3年生と二年間継続して受講する内容です。
PLCを構成している素子の概要や制御の仕組みを学習し、その成果として、技能検定「機械保全(電気系保全作業)」と「電気機器組立て(シーケンス制御作業)」に取り組んでいます。3級を取得した後どちらかの職種の2級取得を目指します。

昨年度までシーケンス制御作業2級に取り組んでいましたが、新型コロナウイルスの影響で昨年度のシーケンス制御作業3級を受検できなかったため、今年度は電気系保全作業2級に挑戦することになりました。
数年ぶりの電気系保全作業2級への取り組みのため、企業での研修経験豊富な講師の先生に1日かけて電気系保全作業2級の実技試験(課題1)について講習をお願いしました。タイムチャートの読み取りかた、出題傾向から身に着けておくとよいプログラミング技術を教えていただきました。
これまでも電気系保全作業3級の合格率は高く、2級も全員合格を目指し取り組んでいるところです。

具体的な練習方法を紹介します。
電気系保全作業3級の実技試験(課題1)は、事前公開課題をもとに予想問題を作成し、効率の良い作業方法などを考えられるようにアドバイスをしていきます。工具の配置や配線する手順をある程度ルール化しておくと、迷いが少なく間違いのない作業ができると思います。
実技試験(課題2)では、生徒同士で故障を仕掛けあいトラブルシューティングを行います。故障の現象を予想しトラブルを仕掛けることは、早く故障個所を見つけることに大いに役立っていると思います。
授業時間だけでは十分な練習時間が取れないため、放課後に生徒同士で協力しながらシーケンス回路の作成方法や作業方法の工夫をアドバイスしながら課題をこなします。完成した課題は動作だけではなく端子の圧着位置や配線の状態も少し厳しく評価することで、より良いものになっていきます。
この授業を選択した生徒達が就職する際に保全職種を希望するようになり、実際に就職していくものも見られますので指導する側も単に合格することだけではなく、卒業後も就職先で通用するような作業ができるような指導を心掛けなくてはなりません。

また、各学科には学科に属する研究部があります。電子機械研究部では毎年夏に開催される「若年者ものづくり競技大会」に、メカトロニクス職種とロボットソフト組込み職種に取り組んでいます。
技能五輪全国大会の予選を兼ねるこの大会で、今年度は両職種とも上位入賞を果たし、共に予選を突破することができました。
メカトロニクス職種は生産ラインを保全するための訓練の一環として企業でも取り組まれており、電気系保全作業の内容に通じるものが多く含まれています。早く正確に仕様を満たす設備を立ち上げ、メンテナンスを行うこの競技には身につけなくてはならない技能が多く、日々の練習を粘り強く継続しなければなりません。
卒業生の中から企業のメカトロニクス職種の選手となり全国大会で活躍する選手やコーチなども輩出しています。

技能検定は、企業でも取り組まれており、様々な検定の中で生徒の技能レベルを計るのに分かりやすいものであると思います。また、受検者が増えると技能検定の認知度が上がり合格者のメリット向上につながります。ぜひ、日本プラントメンテナンス協会には高校生でも受検しやすく、合格者のメリットにつながる体制を実現していただきたいと思います。

保全講習会
保全講習会
保全作業風景
保全作業風景
保全作業風景
保全作業風景
メカトロニクス競技
メカトロニクス競技

※本記事は2022年1月掲載時の情報です。

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